便秘と美容の関連性

便秘になるとお肌に不調があらわれるのはなぜ?
腸とお肌のつながりから、そのヒミツを探ってみましょう。

便秘と肌荒れのメカニズム

便秘になるとお肌がカサカサしたり、吹き出物やニキビができやすくなります。これは、大腸と皮膚それぞれの働きに関係しています。

大腸は水分を吸収する働きのほかに、吸収した栄養素を血液に取り込み全身に送り込む働きもあります。一方、皮膚は汗や皮脂によって老廃物を排泄する働きがあります。

便秘で大腸に長時間便が残っていると、腸内で便の腐敗が進み、悪玉菌が増えて、アンモニアなどの有害物質が発生します。この有害物質は血液中に栄養素と一緒に取り込まれ、皮膚のターンオーバーをさまたげる原因に。その結果、様々なお肌の不調があらわれるというわけです。

便秘で痩せづらくなることも・・・

じつはこの有害物質、肌荒れだけではなく、ダイエットにも影響があると考えられています。 肝臓で栄養素の代謝・吸収をする際に使用されるエネルギーが、血液中の有害物質を取り除くことに浪費されてしまうため、身体の基礎代謝が低下して、痩せづらい体質になってしまうのです。

まさに、便秘は美容の大敵! 便秘を解消して、キレイを目指しましょう。

撮影:内山めぐみ

監修:福澤麻理 先生(ふくざわまり先生)

西新宿きさらぎクリニック副院長。
東京医科大学を卒業後、同病院消化器内科、内視鏡センターを経て現職。
便秘外来を受け持ち、女性の便秘事情にも精通している。

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